原因はマネジメントなの?!ロジスティクスとPDCAサイクル共存の障壁とは?
皆さんこんにちは!普段企業が事業計画を検証するにあたってはPDCAサイクルというものがよく使われています。しかし、これをロジスティクスに関して行っていく場合なかなかうまく機能していかなかったり、定着していかないことがあるようです。
というわけで本日は、どうしてロジスティクスとPDCAサイクルがうまく共存できていないのかを見ていきましよう!それではレッツゴー!!
目標設定(P)が難しいよおおおお?!
PDCAサイクルにおいてまずやらなくてはいけないことは、もちろん目標を設定するという事です。故にロジスティクスにおいても、まずは目標を設定していこうぜー!と飛び出していくわけですが、ここにおいて問題が発生してきます。それがこちら!
- 物流コストの定義が難しい(泣)
- コストの発生をコントロールできないよぉおお(泣)
少し捕捉していくと、1に関しては例えば自社の物流コストは何を指すのかがはっきりとしていなかったり、そもそも自社の物流業務が把握しきれていないといったことが考えられます。
2に関しては、例えば生産部門や販売部門といった他部門の活動によって在庫変動が起きる事や、多様化した顧客の要望に応える必要があることで緊急のコストが発生するなどがあります。
どのようにしてPDCAサイクルを実行すれば良いのか?
先ほど言ったようにPDCAサイクルの導入にはまず企業は目標を設定(P)を可能にしていく必要があります。そしてそれを成し遂げていくためのプロセスとしては以下のようなものが考えられます。
1)物流コストを定義→2)管理指標を設定→3)運営組織の確立→4))PDCAサイクルの導入
※捕捉
1)物流コストの定義には「物流コスト算定マニュアル」を活用して行うとよい。
2)生産・販売部門と連携した管理指標を作成する。
3)設定した管理指標を組織的に運営できるようにしていく。
具体例
それではPDCAサイクルを導入する体制が整ったところで具体的な方法を簡単にみていきましょう!
P(目標設定)
管理部門)事業計画や過去のデータをもとに管理目標の策定(改善方針、コスト水準)
現場)管理部門が策定した目標に基づいて輸配送計画や物流拠点計画などを立案。
D(実行)
管理部門)計画に基づいて関係企業への働きかけや業務改善の指示と実績評価のためのデータ収集を行う。
現場)実績情報に基づいて活動。
S(評価)
管理部門)実績の評価、目標との差異分析、目標達成率の評価を行う。
現場)管理部門の評価を受けて、課題の原因分析を行う。
A(調整)
管理部門)新たなる改善目標と計画の策定。
現場)管理部門からの改善施策を受けて現場を改善する。
まとめ
- ロジスティクスへのPDCAサイクル導入にはPについて策定可能にするシステムの確立が必要である。
- PDCAサイクルを効率的に運営していく管理部門が重要。
ここまでお読みくださってありがとうございました!!m(__)m