燃料電池自動車普及へ「日本水素ステーションネットワーク合同会社」どんな感じなの?

ディスペンサー。神の倉水素ステーションは70MPaのみ対応写真:https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/616/465/html/61.jpg.html

皆さんこんにちは!

つい最近トヨタやホンダといった自動車会社やインフラ会社が提携し新会社の設立が発表されました。

しかし、学生で勉強中の筆者にはその会社がどのようなものなのか?どのようなビジョンを持っているのか?全然わかりません。

というわけで今回はその会社がどういったものなのかについて見ていきたいと思います! レッツゴー!

1. 新会社の目的

今回、設立された新会社である「日本水素ステーションネットワーク合同会社目的は燃料電池自動車の普及のために水素ステーションを増設していく事にあるようです。

燃料電池自動車とは主に水素と酸素を化学反応させて発電しその電力で走行する自動車

になります。この自動車の利点は主に、走行時に大気汚染につながる有害ガスを排出しないという点と燃料の充填が電気に比べて効率的であるという点にあります。

燃料電池自動車は今後ガソリン車に代わるクリーンな自動車として現在注目されており、経済産業省によると2030年までに保有台数を80万台にまで増加させる計画をしています。(2018年一月時点では約2500台ほどだそうです。)

なるほど、現在の社会的な流れとして燃料電池自動車の普及というのがあるようですね(^O^)

しかしながら、この燃料電池自動車の普及にはある問題があるようです。

それは、水素ステーション燃料電池自動車のガソリンスタンド)がまだまだ少なくて燃料電池車普及の天井になっているということです。

故に!

今回設立された「日本水素ステーションネットワーク合同会社」が水素ステーションの増設を担っていく事により、将来的な燃料電池自動車市場の拡大を目指しているというわけであります。 

2. どんな会社が関わっているの?

 言うは易く行うは難し

もちろん水素ステーションの増設はめちゃめちゃ重要なことなんですがそう簡単に

出来ることではありません。

特にお金だよね~~~~~~~~~~

水素スタンドは建てるだけで4~5憶円かかるといわれています。( ゚Д゚)OMG!!

というわけで、今回設立された会社にはたくさんの会社が協力しています。以下にまとめます。

  1. トヨタ自動車  (詳細:http://www.toyota.co.jp/
  2. 日産自動車   (詳細:http://www.nissan.co.jp/
  3. 本田技研工業 (詳細:http://www.honda.co.jp/
  4. JXTGエネルギー (詳細:http://www.noe.jxtg-group.co.jp/company/
  5. 出光興産 (詳細:http://www.idemitsu.co.jp/
  6. 岩谷産業 (詳細:http://www.iwatani.co.jp/jpn/
  7. 東京ガス (詳細:http://www.tokyo-gas.co.jp/
  8. 東邦ガス (詳細:http://www.tohogas.co.jp/
  9. 日本エア・リキード (詳細:https://industry.airliquide.jp/alj-profile
  10. 豊田通商 (詳細:http://www.toyota-tsusho.com/
  11. 日本政策投資銀行 (詳細:http://www.dbj.jp/)  

計11社

 

3. 筆者談

燃料電池自動車の普及は環境問題の面から見てとても良いことだと思うし、そう考えると水素ステーションの増設というのは将来的に燃料電池自動車の市場を拡大していく事に不可欠なためこれもまた重要と言える。

加えて、市場が拡大していけば燃料電池自動車の種類・性能・価格の面で消費者には利益が大きいだろう。

しかし、同時に水素ステーションの増設や普及は慎重にしていく必要もあると思う。理由は中国や欧米では電気自動車の開発にもとても力を入れているからである。

今の時代国内の市場だけを考えてはいけない、国外からだって製品は入ってくるし国外だって重要なマーケットである。

日本以外の国が電気自動車のほうにも重心を置いて開発や投資を行っていくなかで日本が顕著に燃料電池自動車のほうに舵を切ってしまうと国内の電気自動車産業は育たないし、将来外国で燃料電池自動車より電気自動車に多くの需要を持つようになった場合、日本の燃料電池自動車が外国の電気自動車に国際市場で大きく差をつけられてしまう可能性がある。

無論、現在の水素ステーションの数は少なすぎるので影響はないと思うが、将来的には国内の燃料電池と電気のどちらの 自動車も国際的な競争力を維持していけるように普及させていく事がとても大切であると思うのです。