【総裁選】今更聞けない?!自民党総裁の役割・総裁選のポイントとは?

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皆さんこんにちは、最近は自民党総裁選のニュースが頻繁に報道されていますが。自民党総裁選はどうしてこんなにも大々的にニュースで取り扱われるのでしょうか?

 

よくよく考えてみれば自民党総裁なんて言葉は総裁選の時にしか聞かない気もします。果たして自民党総裁には普段どのような役割があり、どのような仕事をしているのでしょうか?

 

今回はこの辺について見ていこうと思います!

それでは行ってみましょうー!

 

 

自民党総裁とは?

 まずは自民党総裁とはどのような人なのかについて見ていきましょう。

自民党総裁とは自由民主党党首自由民主党の国会議員および党員党友などによる自由民主党総裁選挙によって選出される。「総裁」の役職名は、前身の立憲政友会立憲民政党から引き継いだもの。  from: Wikipedia

簡単に言えば、皆さんもイメージしていたかもしれませんが自由民主党のトップの人という事ですね。任期は一期3年で現在再選規定は連続三回までとなっています

 

自民党総裁の仕事は?

 それでは、自民党のトップである総裁は普段どのようなお仕事をしているのでしょうか? 簡単にまとめると、以下のような仕事に分けられます。

 

全体

・党の最高責任者として党の活動を総理する。

人事
  • 副総裁を指名
  • 総務会(常設機関としては党内最高意思決定機関)のの25名のうち6名を指名
  • 総務会の承認をもとに幹事長、選挙対策委員長、財務委員、広報本部長、人事委員などを決定する
  • 総務会の議を経て顧問、参与、党友、賛助員を委嘱する
  • 人事委員の中から人事委員長を指名する
  • 党紀委員18名のうち6名を推薦する
  • 役員連絡会の参加者を指名する
執行

・役員会を招集し、議長として運営に当たる

選挙対策本部長、中央政治大学院総長の任につく

・総務会の議を経て党大会を招集する

・総務会の議を経て党の臨時特別機関を設ける

・総務会の議を経て党費額を決定する

 

総裁選出の方法は?

 総裁の選出は自由民主党総裁選によって行われます。この選挙に参加するのには条件があり、出馬が可能なのは自由民主党党則6条及び総裁選公選規程より党に所属している国会議員・党員などによる公選であり、実施される大晦日までに満20歳(今回の総裁選から18歳に引き下げ)となる日本国民で、党費・会費を二年連続納入しているものとなっている。

しかし、実際上出馬にはそれなりの実績が必要であり、これに関して田中角栄総理は、「党三役のうち幹事長を含む二役、内閣で外務、大蔵、通産のうちの二閣僚」を挙げていた。しかし、これは絶対的な基準ではなくこれを満たしていない総裁も多くいる。そのため大前提は党内の支持を集められるだけの実績があればよいという事だろう。

投票と当選者投票は1人1票で無記名投票で行われる。しかし、国会議員と党員・党友により票の扱いは異なる。

① 国会議員は1人1票とし、投票所に直接投票する。

② 党員・党友票は、党大会による総裁選挙の場合は各都道府県ごとに基礎票3と党員比例により割り当てられる票数が、両院議員総会による総選挙の場合は各都道府県ごとに都道府県連代表票として3が割り当てられ、各都道府県連の代表者が投票する。

当選者は国会議員票と党員投票の算定票を合計して、過半数の得票を得た者となる。過半数を得た者がいない場合は得票数の上位2名により党所属国会議員による決選投票を行い、得票数の多かった者を当選者とする。当選者は党大会もしくはこれに代わる両院議員総会での承認を経て自由民主党総裁となる。

 

総裁選はなぜ重要なのか?

 自民党総裁選が重要な理由はずばり自民党が長い間政権を取ってきたことにあります。自民党が長い間政権を取っている事がどう総裁選と関係があるのでしょうか?

 

それは、現在のスタンダードとして総裁になった人物がその総裁の任期中に内閣総理大臣を務めることになることです。

 

つまり、政治家にとって自民党総裁になるということは内閣総理大臣になるための大きな一歩として位置づけられているわけであり、国民にとっては未来の総理候補が決まるこでもあります。

今回の総裁選では現職の安倍さんと石破さんの一騎打ちなりますが、仮に石破さんが自民党総裁になった場合、次期総理として石破さんが有力であるという事になります

 

ちなみに、現職総裁が内閣総理大臣を兼ねることに関しては、批判的な総総分離論というものがあり、度々総総分離体制が成立することはありますが、これが持続したことはまだありません。

 

今回の総裁選のポイントは?

 今回の総裁選は9月7日告示、20日投開票との日程になっている。連続3選を目指す安倍晋三首相(総裁)に石破茂元幹事長が挑む一騎打ちとなる予定であり、前回の2015年の総裁選は首相が無投票で再選されたため、候補者が争う総裁選は12年以来6年ぶりとなる。そんな今回の総裁選のポイントには以下のものが挙げられるだろう。

① (安倍総理の思惑)総裁選を勝って党内をまとめ、憲法改憲を推し進めていきたい。

② 安倍長期政権への批判

③ 憲法9条

④ 地方創生策

 

世論調査によると、安倍総理を支持する声が多く、安倍総理の再任が現在のところ濃厚とみられています。

 

まとめ

 

自民党総裁自民党のトップ

・総裁は次期の総理候補

・総裁選は、政策実行の起爆剤

 または党内をまとめるチャンスである。

 

 

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