結局、野菜ジュースは野菜の代わりになってるのか?
皆さんこんにちは!!
野菜の摂取がとても大事なんてことは他の人に言われなくても分かっていますし、取りたいとも思っている。(確信)
とは言えお野菜を取るのはそう簡単なことじゃないですよね~
最近お野菜高いし、そもそも調理するのも面倒ですし。
そんなわけで最近の筆者は野菜を食べる代わりに、野菜ジュースで済ませてしまう事がほとんどになっています。
しかしここで疑問が「野菜ジュースは野菜摂取の代わりになっているのだろうか?」
もしなっているのであれば何の問題もないのですが、仮になっていないのでしたら、それは改善しなくてはいけないでしょう。
という事で今回は野菜ジュースが果たして野菜の代わりになっているのかについて見ていきたいと思います!!
それでは行ってみましょうー!!
そもそも野菜ジュースとは?
一口に野菜ジュースとは言え、様々な種類の野菜ジュースを様々な会社が作っていますし、そもそもどれくらい野菜が入っていれば野菜ジュースとして認められているのかって意外と考え始めると難しいんですよね。
「野菜ジュースとは?(゜o゜)」
という事でまずは野菜ジュースとはどのような飲み物なのか、はっきりさせておこうじゃねーか!!
え~
野菜ジュースの定義を調べてみたところですね、残念ながら細かい基準はなくて一般的に野菜の汁のみ、もしくは食塩を添加したもので果汁(野菜汁)100%のものを指しているようです。
ちなみに、果汁50%以上かつ野菜汁と果汁のみだと、果実・野菜ミックスジュースと表記しなくてはいけなくて、果汁(野菜汁)100%のものだけが「ジュース」と表記することができるそうです。
野菜汁・果汁100%の罠
先程、野菜ジュースとは野菜汁若しくは果汁100%でないと野菜ジュースとは表記できないと言いましたが、実は野菜ジュースの100%表記にはちょっとした罠がありまして、たとえ野菜汁100%と書かれていても実は、本当に野菜汁だけでできているわけではないんですよね。
むむッ!!聞き捨てならんぞ!!
とお思いの方、実はこれには野菜ジュースの製造方法が大きく関係しているのです!!
野菜ジュースの製造には主に「濃縮還元法」という方法で作られています。濃縮還元法とは、簡単に言うと搾った果汁(野菜汁)に加熱などの方法で水分を飛ばし、4~6倍程度まで濃縮後冷凍、使用時に水を加えて元の濃度に戻すという製法になります。
どうして一度、濃縮の過程を取るのかというと、より長い期間保存がきき、また保存時にかさが減るため運搬費が安く済むというメリットがあるためです。しかしながらこの方法をとるという事はつまり以下の二点において野菜ジュースに変化を加えていると言えます。
その一:水を加える。
その二:加熱殺菌をする。
というわけで、野菜のみからつくられていてもその製法の過程でジュース構成は変化してしまうのですね。特に加熱によって野菜の酵素やビタミンCは激減してしまうと言われています。
もちろんこのような「濃縮還元法」以外の方法でつくられた野菜ジュースは存在しています。この場合は「ストレート」という表記がしてあり、風味や味の点では濃縮還元法よりも優れているのですが、やはり商品ですので加熱殺菌が必要であり、成分の点で変化してしますことは防ぎようのないことなのです。
結局、野菜ジュースでは野菜の代わりにならないのか?
それでは具体的に野菜ジュースと普通に野菜を摂取した時ではどのような違いがあるのかについて見ていきましょう!!
野菜ジュースが普通に野菜を摂取した時と比べて決定的に違うのは主に以下の点が挙げられます。
その一: ビタミンCの摂取が期待できない
先程も述べたように、野菜ジュースの製造過程においては、本来野菜に多く含まれているビタミンCが激減してしまいます。
そもそもビタミンには「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミンン」の二種類があると言われており、ビタミンCは水溶性ビタミンの一種になります。この水溶性ビタミンには過剰摂取してもすぐに体外に排出されると言った利点があるものの、熱に弱く、加熱殺菌の過程で激減してしまうのです。
ええ、じゃあ野菜ジュースからビタミンCを取ることはあきらめるか...
と思いのそこの方!!ちょっとお待ちください!!
実はこのことを踏まえて野菜ジュースの中にはビタミンCを添加している商品もあるのです。ですので、まず皆さん方には野菜ジュースの製造過程においてビタミンCが激減してしまうことを理解していただいて、野菜ジュースにビタミンCがどれだけ含まれているのかを確認してもらうのが一番だと感じます。
ちなみに参考までに、一日のビタミンCの推奨摂取量は100mg以上といわれていますので確認してみてください!!
以下に主な野菜ジュースのビタミンCの量を乗せておきます。
【カゴメ野菜生活(マンゴーサラダ)】
(ビタミンC:100~220mg)
【伊藤園一日分の野菜】
(ビタミンC:60mg)
(ビタミンC:表記なし:0%)
その二: 食物繊維の摂取が期待できない
野菜ジュースでも何となく食物繊維を摂取できそうですが、実のところ野菜ジュースでは十分な食物繊維を取ることはできないのです。
食物繊維に関しても「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類に分けることが出来るのですが、この二つのうち野菜ジュースには不溶性食物繊維がほとんど含まれていない事がわかってます。
水溶性食物繊維の取りすぎは逆に健康に悪い影響があるので、バランスよく摂取することが望まれます。とは言え水溶性食物繊維にも良いポイントがあって、水に溶けやすく腸の善玉菌のエサになりやすいので、お通じの改善などに効果があるようです。
食物繊維に関しては一日の推奨摂取量が20~25gと言われているのですが、日本人はこれに届いていないと言われています。故に、食物繊維の摂取が日本人にとって非常に重要なことなのは間違いないのですが、野菜ジュースで補う事は基本的にできないのだと思っていただければ!! (*´▽`*)野菜食うしかね~ゼ!!
以下に、主要な野菜ジュースに含まれている食物繊維の量を書いておきたいと思いますので是非購入する際の参考にしてください!!
※水溶性食物繊維であることに注意
【ファイブミニ】
(食物繊維6g)
【伊藤園 せんい野菜】
(食物繊維5~6.25g)
【伊藤園 栄養強化型一日分の野菜】
(食物繊維3.5~5g)
まとめ
・ 野菜ジュースは製造過程でビタミンCが減る。添加されてる場合がある。
・ 野菜ジュースでは不溶性食物繊維の摂取が難しい。
・ 野菜ジュースはあくまでもサポート。
・ 野菜ジュースは野菜摂取の代わりにはならない。
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