みんなが飛行機教習所に通う未来が来るかも?!E-PLANE(電気飛行機)の可能性に迫る!

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皆さんこんにちは!!

最近は電気自動車の開発が目覚ましく、街中でも走っている電気自動車を見ることがたまにあります。

しかし、電力を用いた交通手段の開発は自動車に限った話ではありません、今日では世界樹で電気飛行機(E-PLANE)の開発も欧米また中国などで積極的に行われています。

という事で今回は、今後の電気飛行機(E-PLANE)の可能性と最近の研究について見ていきたいと思います!

それでは行ってみよー!

電気飛行機(E-PLANE)のメリットと課題

 電気飛行機のメリットは主に以下のものが挙げられます。

  1. 二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しない。
  2. 騒音が少なくより快適なフライトを楽しめる、空港近くの住民への負担が少ない。
  3. 部品が少なくメンテナンスが簡単、すぐに出発できる。
  4. 太陽光エネルギーを使う事で燃料費を大幅に削減できる。
  5. 航空券の値段が下がる

 

課題は以下のものが挙げられます。

  1. 大型化が難しい
  2. スピードが落ちる
  3. 長距離運航が難しい

 

今後の使い道は?

現在、電気飛行機の使い道として最も期待されているのがパイロットの訓練機としてです。

 

電気飛行機は、機種にもよりますがSun FLyerという機種の場合、燃料費やメンテナンス費を考慮すると一時間のフライトで約500円かかるとされています。ピンと来ないかもしれませんが、これはめちゃめちゃお得なのです。

なぜなら、訓練機として多く用いられているセスナ172という機種の場合一時間のフライトで発生するコストは約7300円ほどといわれているからです。

また、使用に関するコストだけではなく、機体本体の価格に関してもSun Flyer という機種はセスナ172(新品)のほぼ半分くらいの値段で売られる予定です。

故に、電気飛行機が訓練機として活用されればパイロットの訓練にかかるコストも大幅に削減されることになり、飛行機の教習代が下がると予想されます。

 

もちろん旅客向けの利用も検討されています。

完全な電気飛行機ではなく、ハイブリッドとしてですが米エアバス社、独シーメンス、英ロールスロイス社などが協力して2020年までにハイブリッド電気飛行機を完成させようとしています。

また、独のシーメンス社は2030年までに100人の客を1000キロ先まで運ぶというプロジェクトを進めています。

 

大型の電気旅客機が登場すれば、航空券の価格は下がると予想され消費者にとってはうれしいことかぎりなしですね(笑)

 

 最近の研究・テストフライトについて

我々一般の人でも利用できるのが時間の問題となっている電気飛行機ですが、最近のテストフライトはどのような感じで行われているのでしょうか?

いくつかご紹介していきたいと思ます。

2017年4月4日 電気飛行機世界最速を計測

2017年3月23日、「330LE」のプロトタイプはドイツの「Dinslaken Schwarze Heide」飛行場で、時速約337.50km/hの最高速度に達しました。新たな世界記録となるこの速度は、2013年に樹立されたこれまでの世界記録よりも13.48km/h速い数値となります。

 

世界最高速を達成した翌日、2017年3月24日にはグライダーを空に牽引する世界初の電動飛行機となりました。「LS8-neo」というグライダーを、わずか76秒で600メートルの高さまで持ち上げるパフォーマンスを発揮しています。

 

シーメンスはこの技術を、前述のシーメンスエアバスが合意した共同プロジェクトに寄与するものとしています。今後はエアバスと協力し、この世界最速記録を樹立した電気モーターを活用することで、ハイブリット推進システムの開発を推進する予定としています。

引用:新電力ネット

 2017年7月10日 エアバス社「E-FAN」が英仏海峡横断に成功

 

エアバス社は、7月10日に行われた電気飛行機「E-FAN」での英仏海峡横断飛行に成功した。海峡横断にかかった時間は約36分であった。

ちなみに電気飛行機「E-FAN」は翼長9.5メートルで、120セルのリチウムポリマーバッテリーにより60キロワットを出力。飛行時間は45分から1時間で、最大速度は220キロとなっている。

 

 筆者談

 電気自動車と同様、電気飛行機(E-PLANE)にも大きな可能性がある。電気飛行機は運航にかかるコストが安いだけではなくメンテナンスも簡単で機体の価格も抑えられる。

きっとこれらは空の旅をもっともっと身近なものにしてくれるだろう。燃料代の引き下げは航空チケットの価格を下げ、機体価格の低下は航空会社の航空機所有台数を増加させ便数の増加につながる。メンテナンスの簡易化は人的コストの削減に寄与する。

自動運転技術の進歩もある。もしかしたら将来はパイロットがいなくても好きな時間に好きな場所へ空を飛んでいける未来が来るかもしれない。

少し希望的観測だろうか(笑)

しかし、筆者はそれくらいE-PLANEには可能性を感じる。

空陸両用車の開発も進められている現在、あと何年かかるか分からないがドラえもんの未来都市のように、自由に空を飛び回る世界が来ると思うのである。

そしてその第一歩が電気飛行機の実用化だと筆者は思うのだ。

電気飛行機がどれだけコストの面で成功できるか、そしてもちろん航空機として性能をどれだけ維持できるのか、これらがポイントになるだろう。

 

お読みいただきありがとうございました!

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