【新型コロナ対策】職場の感染リスクをどう下げるか?基本対策を5分で学ぶ!!

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新型コロナ対策の具体的な方法を知りたい方へ

「この記事では職場での新型コロナ感染リスクを下げるためには、どのような対策を行っていけばいいのか、その基本方針をまとめていきます。」

 

※尚、本記事の新型コロナ対策は厚生労働省発表の情報をもとに作成しています。

 

”職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト(事業主向け)(3月31日)”

URL:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000617721.pdf

 

 

感染対策の心がまえ

職場における新型コロナウイルス感染対策についての具体的な方法を見ていく前に、対策を講じる上で重要となる心がまえについて簡単に目を通しておきましょう。

 

①あくまでも基本的な対策

 これからご紹介するのは、あくまでも感染リスクを下げる基本的な対策であるため、これを実施しているから安全であるとは言い切れません。コロナウイルスの流行が収まるまでは警戒を怠ることのないようにしましょう。

 

②出来ることを確実にすぐ実行することが重要

 これからご紹介する方法をすべて実行するのは企業ごとの都合もあり難しいところでしょう。しかし、大事なのは出来ることを確実に、かつ迅速に行うことです。あなた一人が出来るだけ感染リスクを下げるのは、あなただけでなく、あなたと接触する可能性のある人全員の感染リスクを引き下げることにもなります。

 

③衛生委員会の設置または、監督者の配置を

 対策に不十分な点はないか?社内で統一的な感染対策が出来ているのかを確認する人を置くべきです。なぜなら、感染対策ではたった一人のいい加減な行動で感染リスクを大幅に上昇させてしまう事になるからです。社内のチーム一丸となって意識の共有・監督を行いましょう。

 

基本的な対策

では、実際に基本的な感染防止対策を見ていきましょう。

 

感染リスクの低減

感染リスク自体を低減するための基本的な対策は、咳エチケットと手洗いうがいの徹底になります。

 

当たり前の事ではありますが、風邪やインフルエンザなど、病気を引き起こす感染症の多くは、“手”を介して体内に侵入することが多いと言われています。ウイルスは、ドアノブや電車のつり革など、様々な場所に付着しています。そういった場所を触った手で、自分の眼や鼻、口を触ったり、食事をしたりすることで、ウイルスが体内に侵入してくるのです。実生活上、手にウイルスが付着することを未然に防ぐことは困難ですので、様々な感染症から身を守るためには、手からの侵入を遮断する「手洗い」がとても大切になるのです。

 

マスクの着用の感染リスク低減効果についてはいまだ、様々な議論があり証明されているとは言えませんが、咳エチケットとしての着用には効果が認められると考えられています。うがいは、繊毛運動のようなのど本来が持つ防御機能を高めるとともに、物理的な洗浄効果や、さらにうがい薬を使えば殺菌効果によって口腔やのどを清潔にします。その結果、のどの粘膜の機能が回復して活性化され、「口腔」を介する感染の予防や口臭の抑制が期待できます。

 

また、上記以外の基本対策としては、人が頻繁に触れる場所の消毒、勤務者の体温測定、疲労が蓄積しないようにタスク管理や睡眠時間の確保を周知することなどが挙げられます。

 

クラスター対策

職場のように多くの人が往来する場所は、集団感染(クラスター)の発生リスクもあります。

 

クラスター対策に関しては、最近ニュースでもよく聞くと思いますが、三密(密閉・密集・密接)を避けることが重要になります。

 

具体的には、密閉空間を避けるために一時間に二回程度の換気や、電車等の公共機関利用への注意呼びかけをすると良いでしょう。密集や密接空間についての対策としては、時差出勤、労働時間の短縮、テレワークの導入、取引先・顧客との対面接触の回避、会話する際の距離を気を付けるといったことが挙げられます。

 

体調不良者が出た場合

感染防止対策を行っていても、発熱や咳などの風邪症状がみられる場合や体調不良者が出る場合も想定しておかなくてはいけません。

 

もし、職場で体調不良者が出た場合には、初めに本人の出社を「しない・させない」の徹底をする必要があります。

 

そのうえで厚生労働省発表「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安 」の基準を参考に医療機関への受診を薦めてください。以下に内容をまとめておきます。

 

相談・受診の目安

①風邪の症状や37.5度以上の発熱が四日以上続く方

 

②呼吸困難や倦怠感がある方

 

③①、②の症状が二日以上続いている、高齢者、抗がん剤等使用者、基礎疾患のある方、妊婦さん。 

 

④小児に関しては、目安通りに対応。重症化しやすいという報告は現時点ありません。

 

⑤以上の基準にあたる人は、「帰国者・接触者センター」に連絡する必要があります。


⑥帰国者・接触者センターから受診を薦められた医療機関へ受診してください。

 

医療機関へ受診する際は咳エチケット徹底をして下さい。

 

 

 陽性患者が出た場合

では、実際に新型コロナウイルス陽性者が同じ職場から出てしまった場合は、どのような対策を求められるのでしょうか。

 

まず、初めにしなくてはいけないのは陽性者に対する心理的ケアです。陽性者が、解雇や差別、その他不利益な扱いを受けない事を企業内の全員に周知・徹底させることが重要になります。

 

その上で、陽性者が出たことを事業所や関係者に速やかに周知することで注意を促してください。この段階では、濃厚接触者に対して保健所などから自宅待機命令等の措置が出る可能性もあります。

 

また、陽性者が出ることをあらかじめ想定して実際に出た場合の対応をルール化して企業内で共有しておくと良いでしょう。

 

感染対策チェックリスト

職場の感染対策がきちんとできているのかチェックリストで確認してみましょう!!

 

”職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト(事業主向け)(3月31日)”


URL:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000617721.pdf

 

 

まとめ

・手洗い、咳エチケットで感染リスクを下げる

・三密を避けてクラスターの発生を抑えよう

・症状がでたら厚生労働省の基準に照らして相談を

・陽性者のケアと事前の対応をルール化しよう

 

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。