【MBA的マインドセット】一流ビジネスマンへの基礎の基礎

 

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皆さんこんにちは Jeconomy です。

 

いきなりですが、

皆さんは労働市場で圧倒的な価値を持つ一流のビジネスマンになるためには何が必要だと思いますか?

 

おそらく、

希少性の高いスキルや経験等を挙げる人が多いのではないでしょうか。

 

しかし、

それらは、日頃ビジネスをしていく中で身に着けていくものが殆どであり、あなたのライバルに明日、明後日で、勝てるものではないのです。

 

その為、

一流のビジネスマンとなり、あなたの同僚や会社にとって高価値の人材になるため重要な事というのは、あなたが、どのようにスキルを磨くのか、成長することができるのか。

 

ずばり、マインドセット

 

心がけや、心の持ちよう、なのです。

 

今回は、MBAにおいて、

論理思考戦略的思考と呼ばれる分野を扱い、あなたがどのように日頃ビジネスを行っていけばよいのか、そのマインドセットについて見ていきます。

 

マインドセット ①目的設定の重要性

まず、一つ目に重要なマインドセットは、必ず目的意識を持つようにしましょう。 

 

目的設定の理由は以下の通りです。 

  • インプットが無駄になる事を避ける。
  • アウトプットをビジネスに結びつける
  • 時間、労力を削減する。 

 

皆さんは

以下のような経験をしたことはないでしょうか。

 

話題になっているビジネス書を買ったものの一回読んでもう二度と開くことはなかった。

 

このような経験における問題点は、目的設定の欠如にあります。

 

何かをインプットするのは、実際に現在の自分において改善したい事や、今後の実務で必要になるスキルを手に入れる為なのです。

本を読んでインプットしようとしても、それを生かす場や、成長を実感できる場がなければ、本を読む場合と本を読まなかった場合で自分の人生における変化は無いわけですから、本を読むインセンティブそのものが奪われるのも当たり前の事なのです。

また、実際に本を読むなどしてスキルを手に入れたとしても、使用することがないのであれば、それは自己の価値になっているとは言いにくい(少なくともビジネスにおいては)のです。 

 

これは、アウトプットについても言えるでしょう。

アウトプットはあくまでもインプットしたことを実際に結果として見せるためにするものです。

そして結果がどのように評価されるかは、目的がどのようなものなのかに大きく左右されます。

 

中学生が、漢検三級を取った場合と、大学生が漢検三級を取った場合では評価が異なることは容易に想像できると思います。

 

加えて、時間や労力の点においても、結果に結びつかないインプット・アウトプットは無駄な段取りとなり、時間や労力を奪う大きな要因になってしまいます。

 

ビジネスに関わらず何をする場合でも、きちんと目標設定を行い、その達成に必要なインプットとアウトプットを心がけることが出来れば、より生産的に自己の価値を伸ばすことが出来るでしょう。

 

マインドセット②一段高い客観性を持つ

 日頃、ビジネスに携わる中で、様々な事について考えることがあるでしょう。

 

しかし、

考えるという行為は、日常生活においても当たり前の行為過ぎるため、ある問題について考えこむことはあっても、「どのように」考えるかまでを意識して考えている人は多くありません。

 

今回、ここではメタ思考と呼ばれる一つの考え方を紹介していきたいと思います。

 

メタとは、

「一段高い、~を超えた」と言った意味があり、メタ思考には主に二つの形態が存在しています。

 

一つ目は、物事のプロセスを俯瞰して考えるという事です。

 

例えば、あなたがベルトコンベアーで作業している時に、あなたの作業だけに集中している時と、工場全体としての生産プロセスを意識した時に分けて考えてみましょう。

 

A工程担当のあなたは一時間にA工程を25回、B工程を20回こなす能力があります。

B工程担当の鈴木さんは一時間にA工程を20回 B工程を15回こなす能力があります。

 商品はA工程の後、B工程をコンベアー式に得て完成するとします。

 

この時、もしあなたがメタ的に考えることが出来ていれば、あなたと鈴木さんの工程を交換した方が生産性が向上することに気づくことが出来るでしょう。

 

このように、

メタ思考には全体という上位概念を先に考える事によって、それに続く下位概念を効果的に考えることが出来るようになる効果があります。

 

メタ思考の二つ目の要素は、

自分自身を客観視して考える事です。

 

自分の行動や発言について自分自身で振り返ることは、自分が本当に価値提供を出来ているのかを見直すきっかけになりますし、自分に足りない部分を知ることが出来ます。

 

これは、

当たり前のことのように思えますが、人はすぐに原因や判断を主観的に考えて、責任を逃れようとする性質があるという事を忘れてはいけません。意識的に自己を見つめなおすこと、客観的に考えるという事を意識しましょう。

 

マインドセット③プロセスの逆算思考

生産性を上げて、仕事を終わらせるためには段取りをつけてタスクをこなしていく事が重要になります。

 

なりふり構わずに、仕事にあたる様では効率的に仕事を消化することや期待成果を考える事も難しくなります。

 

では、どのように段取りを考えていけば良いのでしょうか。

 

今回は二つのヒントを紹介します。

 

1. 重要・緊急度マトリクス

 

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from 東洋経済オンライン

 

以上の図のような

重要・緊急度マトリクスを使う事で、今自分がしなくてはいけない事はどのようなタスクなのか、今自分が多くの資源を投じて達成しなくてはいけないことな何なのかを、可視化して整理することが出来ます。

 

そしてこれにより、物事の優先順位をつけるヒントになります。

 

2. 3W-1Hプロセス 

 問題解決全般において、3W-1Hプロセスと呼ばれるものがあります。

それぞれ、

  • What(何が問題?)
  • Where(問題のポイントはどこ?)
  • Why  (なぜ問題が生じた?)
  • How(如何に解決?)

の頭文字を取ったものになります。

 

ビジネスは課題解決プロセスの連続です。問題解決のプロセスをきちんと整理することによって、逆算して効果的な行動選択が可能になるでしょう。

 

マインドセット④価値を生み出す時間を増やす

皆さんは、普段の仕事の中で顧客への価値提供につながる活動にどれだけの時間を割くことが出来ているでしょうか。

 

価値の高いビジネスマンになるためには、いかにして価値提供のできる活動へ割ける時間を増やしていけるのか

 

時間のマネジメントが重要になってきます。

 

よくある無駄時間

  • 仕事の止めどころが分からずに、不必要にやってしまう。
  • 職場の習慣、やり方に固執してしまう。
  • 指示されたことを、そのままやってしまう。

 

これらを防ぐためには、前提条件として、常に自分がしている仕事が本当に価値の提供に結びついているのか、ゼロベースで考える事が必要になります。

 

もちろん、あなたがまだまだ会社の中での発言力が弱かったり、社風や上司によっては、なかなか会社のやり方に口を出す事は難しい場面もあるでしょう。

あくまでも、相手のメンツや感情に配慮して自分の要求を通せるようにしましょう。

それを踏まえて、交渉できる相手であった場合には、

「この部分は私がやりますが、こっちは人に手伝ってもらってもいいですか?」

「この仕事をやるので、こっちの仕事は減らしてもらってもいいですか?」

「この仕事は、この範囲までやれば大丈夫ですか?」

と言ったように、自己が価値提供に使える時間が多くなるよう工夫してみると良いでしょう。

 

※注意

交渉において、

「どのくらいやればいいか?」のような、

オープンクエスションで聞いてしまうと、過度な要求や、相手の尺度で条件を提示されてしますので、自分の条件を容認してもらえるか、確認するように聞いた方が効果的です。

 

マインドセットシナジー効果を生かす

先程、ゼロベースで物事を考える事が重要だと言いましたが、

全ての事に関してゼロから考えていたのではさすがに遅すぎる場面も多いはずです。

 

そこで、重要になるのはシナジー(相乗効果)を使って生産性を上げる事です。

 

何か、難しいことを言っているように聞こえるかもしれませんが、なんてことはありません。

簡単に言えば、すでに証明されている知識や知恵、他の人の経験を活かすことで、より効率的に目標に近づけるように気を付けようという事です。

あなたの周りにはどのような知識・経験を持った人がいるのか、それは自分の目標達成に活かせるものなのか、常にアンテナを張り巡らせることで、今までよりもより効果的な目標アプローチが可能になるでしょう。

もちろん、

社内の資源や人はあなたが自由に使えるものだけではないでしょう。周りとの摩擦も考慮しておくことを忘れてはいけまん。

 

 まとめ

  • 目標設定が重要
  • 一段高い客観性を持つ
  • プロセスの逆算思考
  • 価値提供につながる時間を増やす
  • シナジー効果で生産性アップ

 

 

今回はMBA的なマインドセットを紹介してきました。

少しでも、皆さんのビジネスライフの役に立てば幸いです、

 

ここまで、お読みくださりありがとうございました。

 

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