もう負けるのはいやなんだー!!じゃんけんの勝率を本気で上げてみた!

 

そう、あれは良く晴れた春の日のことだった… 

給食の献立表にはプ・リ・ンの三文字が!! 絶対に負けられない戦いがそこにはあったのだ。給食開始とともにプリンを求める戦士と化したクラスメート

負けじと筆者も神聖なるじゃんけんコロシアムへと赴く

相手はなんと8人!対戦はトーナメント方式3回勝てば優勝だ。             正直厳しい戦いになるのは分かっていた。しかしあきらめるわけにはいかないのだ。

まずは一回戦目だ!

手: 筆者-チョキ 相手-グー

結果: 筆者-負け 相手-勝ち

筆者「………なんでだぁあああああ!!!」(絶叫)

 

という事で前置きが長くなりましたが皆さんこんにちは!

本日はじゃんけんの勝率を本気で上げる方法について書いていこうと思います!

それではレッツゴーー!

 

1. 初手の検証

ア)確率的な検証

 じゃんけんにおいて最も大事なのが初手である。なぜなら初手こそが最も駆け引きが多い手であるからだ。

じゃんけんの初手には明確なデータが存在している。

 グー 35% > パー 33.3% >  チョキ 31.7% 

桜美林大学の芳沢教授が実際にとった11567回のじゃんけんデータによると、最も多かったのが「グー」で最も出されなかった手は「チョキ」だからです。もし人間がランダムに手が出せるのならばどの手も等しく33.3%ずつのはずですが、実際の確立はチョキが最も低く31.7%。グーは35%、パーは33.3%です

 by 日本じゃんけん協会ホームページ

 「なるほどという事は最初はパーを出すことで若干勝つ確立を上げられるのか!」

いやいや、早まってはいけない。実はこれにはある条件が付いているのだ

それはじゃんけんを開始するあの呪文「最初はグー」を用いなかった場合なのだ

逆に「最初はグー」を使った場合、相手は無意識のうちにグーを出すことを避ける傾向があり、パーかチョキを出す確率が上がるのだ。

 

イ)心理的な検証

じゃんけんの手は心理条件によって大きく影響される。では一体どのような場合どのような手を出す傾向があるのだろうか?

まずは下の図がとても簡単にまとめられているので見てみよう!

by日本じゃんけん協会ホームページ

 

  少し捕捉すると

・グーは不意を突いたりして相手が手を考えられていない時に出されやすい

・チョキは反対に相手が十分に手について考えると出しやすいと言える

・パーは中途半端

 

 ウ)初手まとめ

 ・「最初はグー」を使った場合:相手はパーまたはチョキを出す確率が高い

・「最初はグー」を使わなかった場合:グーを出す確率が高い

 ・グー:感情的、とっさに出しやすい

 ・チョキ:熟慮的、とっさには出しにくい

 

エ)初手最高勝率の出し方

①「最初はグー」は使わない

②やるとなったらすぐにじゃんけんを始める。考える時間を与えない。

③テンション高めで雰囲気を盛り上げよう。

④もちろんパーをだそう。

例外:相手が出す手を考え込んでしまった場合は相手の手を迷わすことを言い、「最初はグー」を使ってチョキを出す。

 

2.あいこの検証

  では次にあいこになった場合はどのようにすればよいのか見ていこう!

これには主に二つのアプローチが存在します。

 ア)心理的アプローチ

皆さんもすでに承知のことだと思いますが、あいこになった時次の手を考えている時間はほぼないですよね? 

それ故、人間があいこになった時は次に出す手に傾向が出てきます。

その一つが人間は無意識に手を偏りなく出そうとすることです。簡単に言えば、同じ手は出しにくいという事です。

そのため、例えばグーであいこになった時は次に相手はパーかチョキを出す確率が高くなります。

 

イ)手の構造アプローチ

こちらも大いにシンプルなものです。

ずばり!チョキからグーに手の形を変えるよりも、チョキからパーの形に手を変えるほうが簡単であるというものです

そのため、もしチョキであいこになった場合相手は次にグーよりもパーを出す確率が高いと言えます。

 

  ウ)あいこへの対処

・あいこになったら自分の出した手に負ける手を出す。(例:グーであいこ→チョキを出す)

・チョキであいこの時はもう一度チョキを出す。

 

3. 複数回対戦するときの心得 

 複数回連続で対戦するときについては、中国の共同研究グループが発表した論文から二つの傾向を知ることが出来る。

※論文についてはこちらから

cientists find a winning strategy for rock-paper-scissors | Ars Technica
http://arstechnica.com/science/2014/05/win-at-rock-paper-scissors-by-knowing-thy-opponent/

 

  1. 一回で勝負が決した時、勝った人はもう一度同じ手を出す確率が高い。
  2. 同じ手で連続して負けた時、負けた人は手を変えやすく、その手は相手が出した手に勝つ手である。(例 パーで連続して負けた→グーを出しやすい)

 

 筆者は以上のことを意識していろんな人ととじゃんけんをしてみましたが、特に初手で不意を突いてパーを出すのはかなり有効な手であると感じました!

是非皆さんも試してみてください!

お読みくださりありがとうございました。よろしければフォロー・読者登録お願いします!